交通事故のむちうちについて詳しくなろう!
こんにちは、浜松市中央区の しんせつな鍼灸整骨院・整体院です。
今回は交通事故によるむちうちについて、
解剖学・臨床学的な視点からも理解していただくために、
むちうちについての詳しい知識をわかりやすくご紹介したいと思います。
まず、交通事故によるむちうちには実はいくつかの種類があるんです。
1990年代以降頻繁に使用されている、交通事故のむちうちの分類について説明します。
① バレー・リュー症候群
交通事故の際に、後方からの低速の追突による衝撃では、
頚部の運動が生理的範疇を超えないことも少なくありません。
ですから、交通事故後のむちうち症状は、
交通事故による頚部や頸椎の異常運動というだけでないことが推測されます。
交通事故の衝撃による外傷性の要因によるもの、
さらにそれに交通事故後の心因的要因が主な原因になっているものの2つに分類されています。(添田修一氏による)
外傷性にはさらに解剖学的に5つに分類され、心因性にはストレス因子よりさらに4つに分類されます。
交通事故後のむちうちはこれら9つの要因が様々に関連し、発症されていると考えられます。
② 外傷性胸郭出口症候群
交通事故の外傷(頚部の過度な伸び縮み)により、頚部の根本の胸郭の出口というところで、
筋肉が線維化したり、瘢痕組織というものが形成されることで、
腕の神経の集まるところが圧迫されてしまう、という病態です。
症状は、
・首から肩の疼痛
・前腕や小指のしびれ
などが一般的で、Tinel徴候というテストで陽性になります。
③ 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
今までは、交通事故後ではなく、
腰椎穿刺などの際に髄液が漏出してしまい引き起こされる頭痛のことを指していました。
しかし、最近になって交通事故などの外傷による衝撃でも、引き起こされることがわかってきました。
脊髄の硬膜というところに通常ある髄液が、交通事故による衝撃によって漏れ出し、
それにより頭蓋内圧が低下し、立つときに強い頭痛を生じるのです。
頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、複視、めまいなども起こります。
しかし、交通事故の症状は多彩であるため、これらの症状のみでは、診断の決定はできないのが難点です。
さて、今までに説明してきたように、
交通事故によるむちうちにはさまざまな原因や症状が関連しあっていることがわかりますね。
最近は自動車もいろんな交通事故防止の機能がついて進化していますから、
年々交通事故による死亡者は減少しているのが現状です。
しかし、交通事故自体は増加しており、とくにその中でも交通事故後のむち打ちは増加しているんです。
浜松市は交通事故が多い都市だということを皆さんご存知ですか?
(例年交通事故件数のワースト1位を争っているんですよ…)
その中でも速度の低い交通事故にも関わらず、多くの場合むちうちが発症し、
臨床的所見が少なく、症状が遅延することが多いです。
病態が明らかになっていない上に、補償問題も絡んできますから、
私たち施術家としては苦労する疾患でもあるんです。
交通事故には補償問題がつきものですから、交通事故後の症状には、
心因的要因が少なからず含まれていると考えられています。
補償制度がしっかりしている国では、補償制度があいまいな国に比べて、
交通事故後のむち打ちが慢性化する確率が低いとの報告もあります。
浜松市中央区の しんせつな鍼灸整骨院・整体院では、
交通事故の施術に加えて、補償問題についても詳しくご相談させていただくことができます。
弁護士や自動車整備工場とのつながりも深いですから、
交通事故に遭ってしまったら、とりあえず、浜松市中央区の当整骨院へお電話でご相談ください。
まずはご来院いただき、みなさまそれぞれに合った交通事故の施術や相談をさせていただきます。
交通事故施術は浜松市中央区 しんせつな鍼灸整骨院・整体院の交通事故施術で!
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