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むちうちによる脳脊髄液減少(漏出)症

2018.08.29 | Category: 交通事故

 

交通事故によるむちうち後のこんな症状にご注意!

 

交通事故後のむちうちでお困りの方の中で、

症状が重く、何年も良くならないといった方はいらっしゃいませんか。

 

以前にもご紹介したことがあるように、むちうちにはいくつか種類があります。

 

 

今回はむちうちの中でも、症状が長引きやすく、また発見されにくい

脳脊髄液減少症について焦点を当てて、くわしく解説させていただきます。

 

 

交通事故後のむちうちによる脳髄液漏出症とは、

脳や脊髄を包んでいる脳脊髄液に満たされた硬膜が交通事故やスポーツでの負傷の際に損傷してしまい、

脳脊髄液が漏れだしてしまう病態です。

腰椎穿刺などの治療の際にも起こってしまうことがあります。

 

普通であれば、硬膜が損傷しても自然に修復されることがほとんどです。

しかしこの場合のむちうちにおいてはなんらかの原因でその修復が行われません。

 

 

むちうちによる脳脊髄液減少症の症状は、

・立位時の頭痛、頚部痛
・背部痛
・上腕痛
・嘔気、嘔吐、食欲不振、味覚の異常
・だるさ、つかれやすさ
・複視(物が2重に見える)、羞明(まぶしさを強く感じる)などの視力・視野障害
・耳の聞こえにくさ、音がうるさく感じる、耳閉感などの聴覚障害
・めまい、ふらふらする
・顔面の筋力低下
・しびれ
・注意力や記憶力の低下、うつ気分などの高次脳機能症状

などがあげられ、決して限局的でないです。

 

また、通常のむちうちの症状と似ていますから、むちうちと見逃されることも少なくありません。

 

 

むちうちによる脳脊髄液減少症の上記の症状の中で、とくに多いのが、頭痛と頚部痛です。

 

これもむちうちの特徴的な症状ですね。

 

 

しかし、多くのむちうちの方と少し違うのは、症状が立った時に悪化し、横になって休むと改善することです

。さらに水分摂取でも症状の改善が見られます。

また、通常のむちうちと同じように、天気に症状が左右されやすいこともあります。

 

 

むちうちによる脳脊髄液減少症の診断方法は、

MRIで脳下垂、硬膜下腔の拡大を確認したり、MRミエログラフィーやRI脳槽シンチグラフィーで

むちうちによって髄液が漏出した部位を確認します。

 

 

では、むちうちによる脳脊髄液減少症はどのように治療するのでしょうか。

実は、安静に寝ていることが基本的な治療です。

 

それでも症状が軽快しないときには、ブラッドパッチ(自家血硬膜外注入療法:EBP)という治療を行います。

 

腰などから針を刺し、自分の血液を硬膜外腔に注入し、

硬膜損傷部位にかさぶたのようなものを人工的に生成ことで硬膜の自然修復を促します。

 

これは最近保険適応になり、増えてきつつある治療法です。

これによって7割以上の方が、むちうちの症状の改善が見られます。

こどもの場合だと9.5割も改善が見込めるようです。

 

 

 

交通事故のむちうちによる脳脊髄液減少症は、いままで定義されておらず、

いわゆるむちうちの方が良く言われる「仮病」「詐病」「痛みに弱い」といった扱いを受けてきました。

 

 

しかし2007年にむちうちの後遺症患者の団体が、後遺症は髄液漏れによるものとして、

約10万人の署名を集めて治療法の保険適用を求めたのです。

 

そして2017年に保険適用が決定しました。

 

 

当整骨院でこの治療を行うことはできませんが、交通事故患者様のむちうちの症状の訴えをよく聞き、

このような疾患を見逃さないように尽力しております。

 

さらに、むちうち患者様の訴えから脳脊髄液減少症を疑った場合には、

専門治療や検査が行える医療機関をご紹介させていただきますので、ご安心ください。

 

 

交通事故後のむちうちはまだまだ治療法が確立しておらず、解明されていないことの多い疾患です。

 

 

交通事故後にむちうちの症状でお困りでしたら、

むちうち治療を得意としている浜松市東区のしんせつな鍼灸マッサージ整骨院へご相談ください。

 

 

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